MODEではIoTを活用したい製造業、自動車産業、各業界の事業者の開発支援を行っております。この度、自動車用部品の生産設備や治具等を開発・生産・販売している株式会社デルタツーリング様の導入事例インタビューを公開しました。

 
デルタツーリング様 インタビューページ画面サンプル 
 

■ 導入の背景

デルタツーリング様のスリープバスターは、人の心臓の情報を音として捉える計測装置です。自動車の座席シートに取り付けることで、APW(体表脈波)センサーがドライバーの状態を解析し伝える、安全補助装置の役割を果たします。

スリープバスターはもともと単体で動作するように開発されたため、ドライブレコーダーやデジタコなど既存の専用端末と繋がらず、スリープバスターのデータとそれらのデータとを、一元的に管理できない点に課題がありました。データ解析時は、他の専用端末からデータを寄せ集める必要があり、その煩雑さからデータを解析するサイクルは数ヶ月に1回ほどでした。こうした問題を解消したくても、スリープバスターのハードウェアを改造するには、莫大なコストがかかり、クラウドシステムへの対応は大きな課題でした。

課題と導入効果のイメージ図

■ 導入効果

これまでの開発ではハードウェアの改造が前提条件でしたが、MODEを使ったIoT開発ではソフトウェアの開発だけで完成しました。基盤開発に数千万円と言われた開発コストをお大幅に抑えることができました。

他の専用端末のデータと共に、スリープバスターのデータがクラウド上にアップデートされるため、データの回収作業はリアルタイムでいつでも好きな時に簡単に実施できるようになりました。

 

■ MODEを使った感想

デルタツーリング様は製造業のため、ハードウェアとデータの知見はありましたが、ITの知見はありませんでした。デルタツーリングの塚本様はMODEとの開発について「ITの知識が全くなくても、要望を伝えるだけでMODE MOBILITY CLOUD上にデータがアップデートされ、データが活用できる状態まで実現できた」と振り返ります。

また、MODEが2020年にリリースした機能「解析結果のヒートマップ表示」については、データを濃度として確認できるので便利だと話してくださいました。

MODE Mobility Cloudヒートマップ画面サンプル 

■製造業におけるIoT導入の背景

2023年までの国内ビッグデータ/アナリティクス市場は年率8.5%の成長が予測されています。(出所:IDC Japan) ビッグデータ市場は、現状ではインターネット上のデータ分析が多いですが、今後はセンサーなどIoTで集めた画像や位置情報などの分析が増加します。

こうした背景を受け、ハードウェア中心の事業からDXやAIを活用する事業へと、ビジネスモデルの変革を試みる製造業企業が、IT企業と協業しIoTを導入する動きが見られます。

MODEでは、これまでご利用頂いた企業様のIoTビジネスの内容や、MODEの活用方法など、IoTを活用したビジネス展開に役立てていただける特設Webページを作成・公開しております。


事例インタビューURL:https://www.tinkermode.jp/interview

 

 

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