IoTにおけるデバイスとクラウドとの双方向でファイルを送受信できるファイル転送機能を追加いたしました。 MODE_Banner_Design_OGP_PR-4

 

■ 機能追加の背景

これまで、デバイスのファームウェアの遠隔アップデートはOTAアップデート機能で行っていました。

しかしOTAアップデート機能は多数のデバイスを管理するための仕組みのため、研究開発や実証段階のように、製品開発における初期段階でフレキシブルに、ファイルを双方向で送受信するには不向きでした。

 

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また、MODE ロボットクラウドをご利用のお客様から「デバイスからデバッグログを集めたい」「最新のファームウェアを特定デバイスに送りたい」というご相談をいただきました。デバイスとクラウドの双方向でファイルを送信するシステムは、これから市場の成長が見込まれるロボット産業やAI産業を中心に、多くのIoTデータ活用現場で必須の機能と考え、今回機能拡張を行いました。

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■新機能の活用シーン

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・代表的なユースケース1:既存システムとのレトロフィット

インターネットに繋がっていない既存のコンピュータシステムや機器をIoT化したいケースでご活用いただけます。そうしたシステムや機器が出力したデータをクラウド上にアップロードしたい場合、特殊なデータフォーマットや時系列データベースに向かないファイルでも、簡単に送受信することができます。すでにお使いの機械をそのまま使うことができる点で、機械の入れ替え作業とそれにかかる費用を削減することができます。

 

・代表的なユースケース2:機械学習後のAIなどの大量配布

ゲートウェイがAIを搭載している場合、機械学習によるAIのアップデートをゲートウェイで実行するのは現実的ではありません。機械学習は別の高性能なコンピュータで行いますが、その結果は、インターネットを通じてゲートウェイに大量に配布することが可能となります。大量のゲートウェイを設置している場合でも、わざわざ人の手を介して書き換えに行く必要がなく、作業の効率化を図ることができます。

 

 

■ MODEロボットクラウドの概要

MODE ロボットクラウドはMODEのセンサーデータ収集技術を集約したサービスロボット向けのフレキシブルで強固なクラウド基盤で、ロボットの保守管理業務を効率化します。ロボットをクラウド接続させることで、メンテナンス業務の自動化、効率的な問合せ対応、遠隔によるトラブルシューティングを可能にします。遠隔メンテナンスにより現場に出張対応するスタッフを省人化することで、ロボットの保守管理業務におけるコストを削減できます。

MODE ロボットクラウドはパッケージソリューションのため、すぐにご活用いただくことができ、ロボット管理クラウドの開発にかかるコストと時間を最小限に抑えることが可能になります。



■詳細・お問い合わせ先

以下URLよりお問い合わせください。

https://www.tinkermode.jp/robot_cloud/