2022年5月31日より、MODE モビリティクラウドをフィガロ技研株式会社が提供する「デジタル アルコールチェッカー(FALC-31)」に対応させます。これにより、アルコールチェッカー単体だけでない、安全運転に向けた包括的なデータ活用が可能になります。
背景
2022(令和4)年4月より改正道路交通法施行規則が順次施行され、自動車を使用する事業所の安全運転管理者は、以下の業務が義務化されます。
2022(令和4)年4月1日施行
・運転前後の運転者の状態を目視等で確認することにより、運転者の酒気帯びの有無を確認すること
・酒気帯びの有無について記録し、記録を1年間保存すること
2022(令和4)年10月1日施行
・運転者の酒気帯びの有無の確認を、アルコール検知器を用いて行うこと
・アルコール検知器を常時有効に保持すること
対象となる事業所
・乗車定員が11人以上の自動車1台以上、またはその他の自動車5台以上を所有する事業所
これに伴い、
・社有車にアルコールチェッカーを導入したい
・社有車を使う従業員のアルコールチェックをおこないたい
・社有車を使う従業員のユーザー認証をおこないたい
・多拠点で取得した記録をクラウド上に長期保管・管理したい
・アルコールチェックが反応した時は、リアルタイムで安全運転管理者に警告が発信されるようにしたい
という声が多く寄せられたことから「MODE モビリティクラウド」にこれらの機能を追加しました。
追加された機能について
今回のアップデートにより、MODEモビリティクラウドには以下の機能が追加されました。
- フィガロ技研製 アルコールチェッカーへの接続
- NFCカードリーダーへの接続と社員証等によるユーザー認証
- ユーザーと紐づいたアルコールチェック業務のデータ収集・保管
- 基準値を超えたアルコール呼気検出をフックとしたアラート配信(秋より提供開始予定)
- リアルタイムかつ遠隔での監視システム(秋より提供開始予定)
追加された機能の活用イメージ
フィガロ技研製アルコールチェッカー(左)とNFCカードリーダー(右)
MODEモビリティクラウドについて
MODE モビリティクラウドは車両データ収集向けクラウドソリューションです。
自動車や産業用車両といった移動体(モビリティ)からのデータ収集に特化し、センサー、デバイスからクラウドアプリケーションまで全てのレイヤーを包括的にカバーしたオールインワンパッケージソリューション。
車両以外にも関連する場所やモノ、人のデータやイベントといったアセットトラッキングや、その一元的な収集・管理・可視化機能もあり、従来のGPSによる位置情報以外にも様々なデータを収集・蓄積・活用することが可能です。
MODEではこれまでも、MODE モビリティクラウドに「安全運転KPI」機能を追加するなど、交通事故ゼロを目指した取り組みを実施しています。
交通事故ゼロを目指して!MODE Mobility Cloud 新機能「安全運転KPI」担当エンジニアが語る。プロジェクトの裏側・開発秘話