「MODE モビリティクラウド」用ゲートウェイとして、VIA Technologies, Inc.が提供するVIA Mobile360 D700(以下、D700)に対応しました。
■ 背景
これまでMODEでは、VIA AMOS-825(以下、AMOS-825)を「MODEモビリティクラウド」の標準ゲートウェイとして採用してまいりました。AMOS-825は性能が良く、様々なセンサーへの接続が可能である一方、車両へのセットアップに専門知識が必要というデメリットがありました。
より多くの車両が、データ活用による安全な運行が可能な社会を実現するため、より簡単にセットアップできるゲートウェイへの対応が求められていました。
D700はハードウェアに様々なセンサーが内蔵されているため、フロントガラスへの設置と電源ケーブルの接続だけでセットアップが完了します。これにより、急ブレーキや急ハンドル、不測の事態における録画機能と言った、安全運転のモニタリングを主な目的としてご利用のお客様が「MODEモビリティクラウド」を導入しやすくなりました。
■ D700のポイント
MODE Mobility Gateway (D700)
・ドラレコ型で、セットアップが簡単にできる
・カメラ(2個)や加速度センサ、GPSなど安全運転に有効なデータ活用に必要なセンサーが最初から搭載されている
・OSがLinuxで、研究開発したソフトの資産が活用しやすい
・高精細・高機能カメラにより、夜間の録画撮影やAI(人工知能)によるモニタリング機能ができる
・車の電源と連動して起動するため、電源の付け忘れの心配がない
実際のMODEモビリティクラウドの画面
■ 各ゲートウェイの比較表
MODE Mobility Gateway (AMOS-825) |
MODE Mobility Gateway (D700) |
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Basic kit |
VIA AMOS-825
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VIA Mobile360 D700 AI Dash Cam
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追加可能なセンサー |
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外部センサーは現時点ではサポートしていません。 |
使用例 |
・10台以下の車両台数で実施する研究開発など ・様々なセンサーをつなげる必要があるデータ収集等の研究開発 |
・10台以上の車両台数で実施する実証実験や商用利用など ・安全運転のモニタリング ・画像を活用したAIとの連携 |
■ MODEモビリティクラウドについて
MODE モビリティクラウドは車両データ収集向けクラウドソリューションです。
自動車や産業用車両といった移動体(モビリティ)からのデータ収集に特化し、センサー、デバイスからクラウドアプリケーションまで全てのレイヤーを包括的にカバーしたオールインワンパッケージソリューションとなっています。
車両以外にも関連する場所やモノ、人のデータやイベントといったアセットトラッキングや、その一元的な収集・管理・可視化機能もあり、従来のGPSによる位置情報以外にも様々なデータを収集・蓄積・活用することが可能です。