ニュース|MODE(モード)現場DXを加速させるIoTソリューション

MODE、富士通の「行動分析技術Actlyzer」に対応

作成者: Akemi Eto|2022/11/10 1:00:00

AI映像解析を活用した現場DXを実現するビジネス共創を目指す

当社が提供するIoTプラットフォームは、富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:時田 隆仁、以下、富士通)の「行動分析技術Actlyzer」に対応しました。
今後、MODEは、「行動分析技術Actlyzer」とMODE IoTプラットフォームを活用した、産業、流通、建設、運輸、警備等の各業種顧客とのPoCを富士通と共同で実施し、AI映像解析を活用した現場DXを実現するビジネス共創を目指します。

ビジネス共創に向けた取り組み

MODE IoTプラットフォームが、富士通の映像から人の様々な行動を認識するAI「行動分析技術Actlyzer」に対応しました。また「行動分析技術Actlyzer」は、2022年11月10日より同日に発表した「MODE AIパートナープログラム」に登録されました。

MODE AIパートナープログラムURL:https://lp.tinkermode.jp/ai-partner-program

「行動分析技術Actlyzer」とMODE IoTプラットフォームが連携することで、様々な現場における人の行動に関する分析データをクラウドで利活用できるようになります。例えば、複数のプロジェクトが同時に進行する建設現場における工事進捗管理では、工事現場を俯瞰するカメラ画像データを収集し、人の行動をAIで分析することで、工事の進捗フェーズを可視化することが可能になります。これら分析データはMODEが提供するIoTプラットフォームに一括で収集・保存されるため、遠隔からリアルタイムで活用できます。

今後、両社の専門知識とそれぞれの強みを活かしたビジネスの共創を目指し、AI映像解析を活用した現場DXを実現する以下のようなソリューションの顧客実証を共同で実施していきます。

  • 製造業や物流、建設業向けに、現場作業の行動時間分析を使った作業効率化ソリューション
  • セキュリティ分野向けに、防犯カメラからの異常検知によるリアルタイム監視ソリューション
  • 多店舗展開をする小売業向けに、行動分析を使ったマーケティングソリューション

 

 

 

「行動分析技術Actlyzer」について

富士通が開発した、映像から人の様々な行動を認識する行動分析AI技術です。約100種類の人の基本動作を認識する学習済みAIモデル(基本動作認識)と、認識された基本動作の組合せとして行動を推定するルールベースの推定モデル(行動推定)を統合することで、大量の事前学習データを必要とせず人の複雑な行動を認識可能です。店舗での来店客の購買行動の分析、店員の応対動作の確認、製造現場での作業時間測定や作業手順の確認など、様々な分野における業務品質の向上や効率化に活用できます。

動画『映像から人の様々な行動を認識するAI「行動分析技術 Actlyzer」』:https://youtu.be/lT2YczlFjBI

 

※ 行動分析技術 Actlyzerは、「Fujitsu Cognitive Service GREENAGE」の行動検知機能として商品化されています。

 

 

「行動分析技術Actlyzer」×MODE IoTプラットフォームの活用例:製造業向け作業効率化ソリューション

消費者行動の変化から商品ライフサイクルの周期や需要トレンドの変化がより早くなり、個々の顧客のニーズに合わせた生産が増加しています。このため生産現場では、需要の変化にフレキシブルに対応できる生産システムが求められています。一方、人が実施する組立作業においては、経験度合いや品種により作業品質・生産性にバラツキが生じるため、需要変化に合わせた最適な要員計画が難しいという課題があります。

 

「行動分析技術Actlyzer」×MODE IoTプラットフォームは、映像から各工程別の作業時間を自動計測し、検知したデータを可視化・分析することで、品種毎の需要変化に基づいた最適な人員計画(工程ごとの正確な標準時間の把握、最適な人数や配置、作業方法を計画)策定に活用できます。検知したデータはMODE IoTプラットフォームに自動で収集・保存されます。工程単位での作業時間を自動計測することで、リアルタイムでの進捗管理ができ、遅れ発生時の早期対応も可能になります。また多拠点映像を解析しクラウドで一元的に管理、製造拠点全体の分析を行うことで、業務品質を改善し生産性向上が可能になります。

※作業効率化ソリューションUI例

 

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