~迅速な市場投入も実現したベンチャー共創の事例公開~
MODEは、当社が提供するIoTプラットフォームを活用することで、自社センサーを使ったクラウドサービスを実現している、株式会社リコー様(以下、リコー様)の活用事例を公開しました。
導入の背景
今回お話を伺ったリコー様のエネルギーハーベスティング事業では、“充電のない世界”を目指して、電池交換レスおよび配線レスのIoTセンサーを提供しています。
当社プロダクトの導入前は、お客様所有のAndroid端末やWindowsにデータを蓄積していました。データ活用のための環境構築を、お客様自身が行う必要がありましたが、自社で行うお客様はほぼいませんでした。
クラウドによる遠隔監視や可視化、リアルタイムのアラート機能を提供することで、センサーを十分に活用できると感じ、IoTとセンサーのクラウド化に知見のある当社との提携に至りました。
(手前左からRICOH EH CO2センサーD101、RICOH EH 環境センサーD202、D201)
導入前の課題
- 手元の端末での遠隔監視や可視化、リアルタイムのアラート機能など、お客様への提供価値を向上すること。
- 上記サービスをいち早く実現するためのクラウド環境を実現すること。
- セキュアなゲートウェイを探す、システムを作る、保守・サービスを考えるなどが必要な一方で、早く市場に出すためにスピード感を持って進めること。
- 自部門でゼロからの開発は現実的でなかったこと。
- 外部ベンダーのPaaSやBIツールを活用したクラウド環境構築は十分なサービスを提供できるレベルに至らなかったこと。
導入前の課題
- 取引件数はサービス開始前と比較して約2倍に増加した。
- 食品加工メーカーのお客様の事例では、温度確認のための入室・記録時間が年間163時間(1日40分)の削減を達成するなど、クラウド化による顧客満足度が増した。
- クラウドとゲートウェイの両方を提供できるようになったことでお客様の規模に関わらず支援できるようになり、自社センサーに対する自信が増した。
- センサーだけでは達成できなかった新たなDXの枠組みを構築するといった幅広い取り組みが進められている。
事例URL
https://www.tinkermode.jp/interview/ricoh
News Blog Top へ