～センサー・デバイスのIoT検証とデモを実施～
当社は、センサーパートナー向けのソリューション開発フィールド「MODEテストフィールド」を開設しました。
背景と目的
MODEは現場データ活用のためのIoTプラットフォームを提供しています。
人・物・環境など、異なるデータを統合して集め、管理・活用することができます。
MODEはこれまでMODEセンサーパートナープログラムを通じて、センサーパートナー企業様とのビジネス共創を進めてまいりました。
今回のソリューション開発フィールド開設により、実際の利用シーンに近い環境での検証を可能にし、ビジネス共創をさらに加速させていきます。
センサー・デバイスを色々な業種のフィールドに自由に設置・ソリューション検証することができるようにすることで日本のセンサー・デバイス事業のポテンシャルを最大限に引き出すサポートをしてまいります。
MODEテストフィールドイメージ
テストフィールドについて
<テストフィールド概要>
MODEは、センサーを活用したソリューション開発を行うフィールドを提供する企業様とパートナーシップを締結しました。今後センサーパートナー企業様は各フィールドで自由にセンサーを設置し、実ビジネス環境のデータを取得の上、ソリューション開発を行うことができます*。
*一部設置条件のあるフィールドあり
「MODEテストフィールド」Webサイト：https://www.tinkermode.jp/partner/testfield
<テストフィールド例>
オフィステストフィールド(専有部)
オフィステストフィールド(専有部)は、東京都中央区にあるMODEオフィスで実証実験を実施しています。環境データ（温度・湿度・照度・騒音 等）やドアの開閉モニタリング、従業員の生体情報取得などオフィス環境向上に向けたセンサーテストが可能です。
・所在地：東京都中央区日本橋富沢町9-4 THE E.A.S.T.日本橋富沢町301
オフィステストフィールド(共有部)
オフィステストフィールド(共有部)は、三井不動産株式会社のご協力のもと、専有部同様、東京都中央区にあるTHE E.A.S.T.日本橋富沢町内で実証実験を実施しています。人の混雑検知やゴミ箱や備品の管理など、ビル管理やメンテナンスを効率化に向けたセンサーテストが可能です。
・所在地：東京都中央区日本橋富沢町9-4 THE E.A.S.T.日本橋富沢町
工場テストフィールド
工場テストフィールドは、東京都立川市にある泰興物産株式会社のご協力のもと、産業機器の稼働状況データを取得します。特定エリアへの侵入検知や機器の稼働モニタリング、資材・在庫の管理など、工場の生産性・安全性向上に向けたセンサーテストが可能です。
・所在地：東京都立川市錦町6丁目18−1
農場テストフィールド
農場テストフィールドは兵庫県丹波篠山市の株式会社やがてのご協力のもと、有機農業におけるデータ活用の可能性を探ります。農場テストフィールドは、有機農業のほか、鯉の養殖、養蜂、山林整備などリアルな環境でテストすることができます。屋外における環境モニタリングや土壌の管理など農業の生産性向上、従業員の負荷低減に向けたセンサーテストが可能です。
・所在地：兵庫県丹波篠山市殿町.jpg?width=800&height=500&name=%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC%205%20(1).jpg)
ソリューション開発事例について
今回の「MODEテストフィールド」開設に伴い、以下のセンサーパートナー2社のセンサーデータ取得検証を開始いたします。
農場テストフィールド（株式会社やがて）
泰興物産株式会社
- センサー名：C3-lessセンサー
- 検証ソリューション：機器の遠隔死活監視
農業関連施設の温度管理を行う空調設備の稼働/非稼働のモニタリングをセンサーを用いて遠隔監視を行います。この取組みにより通常の稼働確認に必要なスタッフ工数の削減が可能かを検証しています。
C3-lessセンサー設置イメージ
オフィステストフィールド（MODE, Inc.）
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株式会社impactTV
- センサー名：ドア開閉センサ マグネットセンサ MGC00
- 検証ソリューション：ヒトの入退場検知
MODEオフィスのエントランスドアにセンサーを設置することでオフィスの稼働状況のモニタリングを行います。この取組みにより従業員のオフィス利用状況を把握し、オフィス利用の最適化が可能かを検証します。
今後、センサーデータを収集するゲートウェイのリリースを予定しています。オフィステストフィールドでは、こちらのimpactTV社製ゲートウェイも追加予定です。
ドア開閉センサ マグネットセンサ MGC00設置イメージ株式会社リコー
- センサー名：RICOH EH CO2センサーD101
- 検証ソリューション：オフィスのCO2計測・混雑度把握検知
MODEオフィスにセンサーを設置することでオフィス環境（室温・CO2濃度）のモニタリングを行います。この取組みにより従業員が快適に業務を行うためのオフィス環境や混雑度合いの把握を行います。
RICOH EH CO2センサーD101 設置イメージ
今後の展望
MODEは、IoTを活用した持続可能な社会の実現と促進を目指しており、今後も実社会環境の各種データを統合的に取得できるテストフィールド（実証実験施設）を構築してまいります。
また、テストフィールドで得られた結果をもとに、センサーパートナー企業様のソリューション開発および改善、並びにMODE自身のプロダクト「BizStack」の改良を実施。センサーパートナー企業様との連携加速及び顧客満足度の向上を目指してまいります。