2024年5月1日に正式リリースした「BizStack Assistant」をアップデートし、新たに2つの機能を追加しました。これらの機能は2024年7月16日より順次ご利用いただけます。
「BizStack Console」は、IoTプラットフォーム「BizStack」のWebベースのユーザーインターフェースです。生成AIを用いたチャットボット「BizStack Assistant」の設定は、これまでは、ユーザーによる「BizStack Console」ではできませんでしたが、このアップデートにより、BizStack Consoleから可能になりました。
これにより、以下のことが可能となります。
BizStack Consoleにて、BizStack Assistantの作成・削除が可能になりました。今まではMODEのエンジニアが作業をする必要がありましたが、ユーザー自身がWebから簡単にBizStack Assistantの管理を行うことができるようになりました。
BizStack Assistantはユーザーが日々利用しているチャットアプリ上で動作します。この機能により、BizStack Assistantとチャットアプリ環境の紐付けを簡単に設定・変更することができるようになりました。
BizStack Assistantに業務のノウハウを教え、質問に答えられるようにする機能をKnowledge Base機能といいます。業務知識や作業手順書などをBizStack Assistantに覚えさせることで、ユーザーからの質問に対しチャットで回答することができます。
Knowledge Baseを記載したCSVをBizStack Consoleから直接更新できるようになりました。
BizStack Assistantが、どのEntityのデータを取得できるようにするかBizStack Consoleから簡単に設定できるようになりました。ユーザーは、必要なEntityからのみデータをアクセスできるようにコントロールすることができるようになりました。
BizStack AssistantがEntityのメトリクス定義を取得できるようになりました。
これまではEntityのメトリクス定義の取得はできなかったので、都度BizStack Consoleを確認する必要がありました。アップデートにより、IoT基盤であるBizStackがどのようなデータを取っているのか誰でも簡単にわかるようになりました。
例えば、BizStack Assistantに「xx還水槽のメトリクスを教えて」と質問すると、「xx還水槽には以下のメトリクスがあります: 上部槽内温度 (単位: ℃)、下部槽内温度 (単位: ℃)、水位 (単位: mm)」といったように教えてくれます。
BizStackは、現実世界のEntityモデルという仕組みで階層的にモデル化します。例えば、「MODE, Inc.」の「THE E.A.S.T.日本橋富沢町」の「3階」の「301号室」の「EH環境センサー D101」のように、それぞれの主体をEntityとして定義し、それにデータを紐付けて管理します。
このEntityに紐付ける時系列データのことをメトリクスといいます。例えば、部屋の気温や二酸化炭素濃度もメトリクスです。
これらの新機能を活用して、BizStack Assistantがさらに便利に、そして効果的にご利用いただけることを確信しています。
※Slackは、米国Slack Technologies, Inc.の登録商標です。