ニュース|MODE(モード)現場DXを加速させるIoTソリューション

「BizStack/BizStack Assistant」が国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録されました

作成者: TOP|2024/12/11

IoT技術に生成AIをかけ合わせることで、あらゆる作業現場での働き方に革新を起こすMODE, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンマテオ、CEO:上田 学、以下、MODE)は、当社の統合IoTプラットフォーム「BizStack/BizStack Assistant」が国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録されたことをお知らせいたします。

「BizStack」と「BizStack Assistant」とは

「BizStack」と「BizStack Assistant」は、IoTおよび生成AIを活用した現場データ管理・解析技術です。建設現場やインフラ管理現場でセンサーやIoT機器から収集した多種多様なデータをクラウドに集約し、リアルタイムで共有・可視化することで、現場の状況を遠隔地からでも把握可能にします。業務に応じたカスタマイズできるダッシュボードのほかに「BizStack Assistant」を通じて、生成AIが現場データを呼び出し、自然言語での質問応答やアラート発信を行うため、作業員の負担軽減、省力化、効率的な現場管理を実現する技術です。

「BizStack/BizStack Assistant」構成イメージ図

従来の技術との違い

従来は、建設現場やインフラ管理の現場において、以下のような技術や手法で対応していました。

人力による現場確認・巡回

現場作業員が直接現場を巡回し、状況を目視で確認して報告する方法が一般的でした。これにより作業員の移動や現場滞在時間がかかり、特に広範囲なエリアや危険な場所では効率が低くなる傾向がありました。

計測器やセンサーによるデータ収集

一部ではデジタル計測器やセンサーを利用して温度や湿度、振動、圧力などのデータを記録することがありましたが、これらは主にスタンドアローンの機器として利用されており、現場で得たデータは手動で記録・整理する必要がありました。データをリアルタイムで遠隔地に送る技術は限られており、クラウドへの集約も難しかったのです。

ダッシュボードやモニタリングシステム

現場事務所など、PCが設置された場所に限って、モニタリングやデータ集約のためのダッシュボードが利用されることもありました。しかし、これもPCのある場所に依存していたため、作業員がどこでもデータを閲覧できるわけではなく、現場全体の状況をリアルタイムで把握するのが難しい状況でした​​​。

NETIS登録により期待される効果

NETIS登録により「BizStack」が建設現場をはじめとする多くのインフラ分野での導入が促進され、現場におけるデジタル変革(DX)を加速させることが期待されます。公共事業でのIoT技術の採用が促進されるとともに、現場データの利活用による業務効率化や、品質・安全性の向上も見込まれます。これにより、建設現場での作業効率が改善され、さらなる省力化とコスト削減を実現します。

BizStackの特徴

多様なセンサー対応と柔軟なデータ収集

BizStackは、あらゆるメーカーのセンサーやデバイスと接続し、現場ごとのニーズに応じたデータ収集を可能にします。これにより、現場の詳細な情報が一元管理され、リアルタイムに状況把握が行えます。

高度なデータ分析と可視化

時系列データベース(TSDB)により、センサーから取得したデータを高精度に管理し、必要な分析やデータ可視化をリアルタイムで実現します。これにより、現場の変化に即応できるようになり、安全性や作業効率の向上に寄与します。

生成AIを活用したアシスタント機能

「BizStack Assistant」を通じて、生成AIを活用した自然言語による現場データの問い合わせが可能です。チャット形式で情報を取得でき、現場作業者や管理者が必要な情報に即座にアクセスすることができます。

NETIS登録情報

技術名称: 統合IoTプラットフォーム「BizStack/BizStack Assistant」
NETIS番号: KT-240138-A
新技術概要URL:https://www.netis.mlit.go.jp/netis/pubsearch/details?regNo=KT-240138%20

事例紹介

西松建設株式会社

戸田建設株式会社

前田建設工業株式会社