現場業務に特化したAIアプリケーションの先駆けとして、企業の業務効率化と安全性向上を支援するMODE, Inc.(本社:米国カリフォルニア州、日本支店:東京都千代田区、CEO:上田 学、以下、MODE)は、現場特化型AIアプリケーション「BizStack」において、以下の2点の新機能アップデートを実施したことをお知らせします。
BizStackは、現場の“今”をAIが理解し、対話形式で業務をサポートする現場特化型のAIアプリケーションです。建設・製造・物流などの“人手不足”や“属人化”といった課題を抱える現場において、センサーやカメラなどから取得されるリアルタイムデータをもとに、生成AIが自然言語で状況を報告し、作業判断を支援します。
事前トレーニングやITスキルがなくても、チャット形式で直感的に使えるのが特長で、すでに多くの現場で導入が進んでいます。BizStackは、その実現に向けた次世代の現場づくりを担うAIアプリケーションとして、今後も進化を続けていきます。
BizStackでは、AIが現場の状況をチャット形式で伝える「BizStack Assistant」を提供しています。この度、BizStack Assistantが気象データと連携することで、より高度な判断支援が可能になりました。
これらの情報は、1kmメッシュの高解像度の位置データをもとに、現場や倉庫など現実世界の対象である「エンティティ(Entity)」の緯度・経度を自動参照して提供されます。そのため、「〇〇現場の天気は?」といった自然な問いかけにも、BizStack Assistantが即座に回答します。
BizStackの天気機能は、一般的な天気アプリやテレビの天気情報とは異なり、現場業務に特化した設計となっています。
一般的な天気サービス | BizStackの天気機能 |
汎用的な天気情報のみ | 現場ごとの緯度経度に基づくピンポイント情報 |
天気と作業予定が別管理 | 工程表と照らして判断支援(今後実装予定) |
アラートは通知ベース | 警報・注意報に基づいた会話・アラート配信 |
エンティティとは、MODEの独自に開発したデータ構造システム「エンティティモデル」において、現実世界の対象(人・場所・設備・車両など)を定義したものです。
主な特長は以下の通りです。
このエンティティモデルに格納された現場データは、BizStack Assistantのような生成AIがチャット形式で自然言語によってアクセスするための基盤となります
将来的には、BizStack Consoleからの気象情報閲覧や、工程表との連携による「工種に応じた気象アラート配信」など、より深い業務支援へと進化する予定です。
このように、BizStackは天気を知るためのツールではなく、天気を業務判断につなげるツールとして進化してまいります。
BizStack Assistantでは、センサーやカメラの映像データから必要なクリップを抽出し、チャット上でリンクとして共有できます。これまで共有されるリンクは長く、モバイル端末でのアクセス性に課題がありました。
今回、URL短縮機能を新たに追加し、以下のような改善が実現されました。
これにより、現場での情報伝達のスピードと精度がさらに向上します。
変更前
変更後