MODE Core Platform において「時系列データベース(以下、MODE TSDB)」の新バージョンをリリースしました。新バージョンは2020年7月9日(木)よりご利用いただけます。

「MODE Core Platform」における時系列データベースの新バージョンをリリース ~IoTシステムの多次元データ収集を可能に~
 
主なアップデート内容

多次元データ対応

従来のバージョンのMODE TSDBでは環境センサーなど、時系列に1つの計測項目を持つデータの扱いに特化していましたが、今回のアップデートで多次元のデータ収集が追加されます。この機能強化により、XYZ方向のデータを持つ3次元の加速度・振動センサーなどのデータや、GPSからの位置情報などの2次元時系列データの収集が可能となりました。これによりIoTの分野で見られるほとんどの計測データの格納がMODE TSDBで実現できます。


信頼性の向上

2019年にはダウンタイム・ゼロを達成したMODE TSDBですが、実運用フェーズでのトラブルの可能性を更に削減するため、さらなる信頼性向上を行いました。

従来のバージョンではマスター・スレーブ型の冗長構成を取っていましたが、今回のバージョンアップではクラスタ構成の分散システム型の構成へと移行することで、ダウンタイムの可能性をさらに削減しました。また万が一のダウンタイムからの復旧も、より迅速に行うことが可能になりました。


スケーラビリティの向上

IoT技術の普及で今後実世界からの時系列データが加速的に増えてきます。今回のMODE TSDBのスケーラビリティの向上により、データ量が今後大幅に増えた場合にも、お客様はデータベースの運用や、クエリーのパフォーマンスの低下を心配することなく、今までの使い方でお使いいただけます。

今回のバージョンアップでは、MODE TSDBを複数クラスタから構成される分散データベースシステムへと移行することで、今後取り扱うIoTの実世界からの時系列データが加速的に増える場合にも、クラスタを増強するだけでスケールアウトすることが可能になりました。

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■機能追加の背景

多次元データの収集はIoTのセンサーデータ収集で重要な位置を占めていますが、時系列多次元データを簡単に扱えるソリューションがないため、MODE TSDBの機能として実現しました。

MODEで取り扱うIoTのデータ量は日々増加しています。MODEではお客様の技術パートナーとして、データ収集の開発だけでなく、長期的な運用についてもサポートをさせていただいています。お客様の業務システムが長期に渡りスムーズに稼働するよう、継続的な性能の向上を行うことでシステムインフラストラクチャーを支えています。

 

■使い方・導入方法

MODE Time-series Database (TSDB)は、MODEソリューションの標準機能として提供されます。既存のプロジェクトでも利用可能です。

下記より無料でお試しいただけます。

https://console.tinkermode.com/

 

■URL

詳細・お問い合わせ先:

https://www.tinkermode.jp/product/tsdb

 

 

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