自動車や産業用車両といった移動体(モビリティ)からのデータ収集に特化したサービス「MODE モビリティクラウド」のアップデート版を追加いたします。これにより、車両以外に関連する場所やモノ、人のデータやイベントなどの一元的な収集・管理・可視化が可能となります。

 
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主なアップデート内容

・アセットトラッキングへの対応

車両だけではなく、荷物やその倉庫・フォークリフト・トレーラー、コンテナ・パレット・台車といった、より幅広いモノを「アセット」として、一元的にデータ管理できるようになります。各アセットはバーコードやRFID、ビーコン等の識別子をつけることでデータ収集できます。これにより、アセットに対して「いつ」「どこで」「誰が」「何をした」というデータの収集が可能となりました。

・ドライバーモニタリング機能

シートセンサーを活用し、ドライバーの体調(眠気・疲労)、運行履歴、危険運転履歴、また将来的には日々の体温やアルコール検査結果などの体調情報を管理できるようになります。安全運転指導や健康管理にご利用していただくことを想定しています。

※試験的な機能です。

・MODE Time-series Databaseへの対応

従来より、高頻度/大容量データに対応したMODE独自のデータストア「ストリームデータサービス(SDS)」に対応しておりましたが、今回のアップデートに伴い、MODE Time-series Database (時系列データベース。以下、MODE TSDB)にも標準で対応します。MODE TSDBは通常のデータベースでは扱うことの難しい高頻度時系列データに対応できる自社独自開発の時系列データベースです。MODE TSDBは、車両の位置情報や温度情報などグラフで可視化したいセンサーデータへのご使用に適しています。

・高いカスタマイズ性

内部設計とAPIを見直し、より柔軟な構成でシステムをご利用頂けるようになりました。MODE Mobility Cloudが提供するクラウド機能のみ、あるいは、ゲートウェイ機能のみ等、お客様のご要望に応じたカスタマイズが可能となります。

・その他の機能

  • 複数台のカメラの動画を同時に保存、管理することができます(車外、車内等)。
  • Webアプリケーションを刷新し、タブレットやスマートフォンから利用しやすくなります。
  • 危険運転の多発箇所や配送拠点周辺の混雑状況を地図上で確認できるようになります。
  • 24時間365日連続してデータ収集が必要なモノに対し、長期連続稼働してもスムーズに操作できます。
お客さまのデバイスで生成されるファイルを簡単にクラウドにアップロードできます。
 
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画面イメージ
 

■機能追加の背景

MODE Mobility Cloudはセンサー、デバイスからクラウドアプリケーションまで全てのレイヤーを包括的にカバーしたオールインワンパッケージです。実際にお使い頂いている様々なお客さまから、以下のようなご意見を頂戴しておりました。

・自動車だけではなくその周りの場所やモノ、それに関わる人のデータやイベントも一元的に収集・管理・可視化したい。

・収集したデータを自社の既存システムに取り込んで利活用したい。

・オールインワンパッケージで導入しやすい点にメリットがあるので、さらに他社との差別化や自社のビジネスプロセスに合わせるためのカスタマイズもお願いしたい。

こうした声をもとに、MaaSビジネスのIoT基盤としてより使いやすくなるよう内部を一新しました。


■お問い合わせURL

下記URLよりお問い合わせください。

https://www.tinkermode.jp/solution/mmc/

 
 

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