2020年10月29日(木)、デジタルトランスフォーメーションを実現するMODE Core PlatformにStream Data Storeを追加いたしました。これによりIoTデバイスで発生するストリームデータ(高頻度、大容量の数値以外のバルクデータ)をMODE Cloudに欠損なくかつ正確にアップロードすることができるようになりました。

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■Stream Data Store の特長

あらゆるストリームデータを収納するクラウドデータストア

IoT技術をビジネスに活用する上で、エッジ環境で発生するデータを正確に蓄積することは非常に重要なテーマです。しかしその実現は容易ではありません。IoTデバイスで生じるデータ中には、例えば動画データのように大容量かつデータの順序性が重要な場合や自動車の加速度情報のように非常に高頻度かつ高密度なデータが求められる場合があります。その一方で、データをアップロードするためのネットワーク環境が不安定で、データの送信が失敗するような状況も頻繁に起こりえます。

Stream Data Storeは、弊社が提供するGateway SDKやゲートウェイソフトウェアと組み合わせることで、あらゆる種類のデータを環境やデータの種類に合わせて適切な頻度やサイズで送信し、またデータ送信に失敗した場合もデータの順序性を保ったまま再送するための仕組みを提供します。

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他のSmart Moduleと組み合わせることでより便利に

Stream Data Store は正確性・信頼性の高いデータ収集機能を提供する一方で、他のSmart Moduleと連携することができる仕組みになっており、特定の種類のデータについてより便利に利用することができるようになります。REST APIを通じて業務アプリケーションから安全にアクセスする機能を提供し今後、Stream Data Storeと連携しデータ後処理の機能拡張するためのSmart Moduleを順次追加していきます。

 

■機能追加の背景

これまで弊社ではTime Series Databaseのようにセンサーデータのような時系列の数値データを収集、利用するための仕組みを提供してきましたが、近年よりIoTの利用シーンが広がる中で、より多様な種類のデータを扱いたいというお客様のお声を頂いていました。とりわけ、ミリ秒単位の粒度の細かいデータや、画像・動画のように数値データ以外ものなどはIoTデバイスの動作環境で正確に収集することは用意ではありませんでした。Stream Data Storeでは、今まで収集が難しかったこれらのデータ収集を容易にすることで、お客様のIoTシステムで発生するあらゆる種類のデータを正確に収集することを可能にしました。

 

■使い方・導入方法

MODEソリューションを使ったIoTシステムに対してStream Data Storeは追加モジュールとして提供されます。MODE Labsなどのサポートプログラムで技術サポートを行います。

提供方法:開発者ドキュメンテーションを自社サイトにて公開しています。

URL:https://dev.tinkermode.com/platform/console-manual/stream-data-store

 

image2-3開発者ドキュメンテーション画面イメージ

 

製品のご紹介:https://www.tinkermode.jp/product/sds

 

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