株式会社マクニカ(代表取締役社長:原 一将、本社:神奈川県横浜市、以下マクニカ)アルティマ カンパニーが取り扱う一部製品を、MODE標準センサーとしてMODEセンサークラウドに対応しました。
■ 背景
MODEでは、IoTデータ活用によるアナログな現場の課題解決を推進しています。この度、世界の最先端技術を日本のものづくりに活かしたいと考えるマクニカと共創することで、産業界における、より一層のIoT推進を目指しました。
世界規模のIoT拡大に伴い、デバイス本体の電力消費量増大が見込まれています。そうした中、低消費電力が特徴のBluetooth搭載機器の出荷は増加傾向にあります。さらに最近では、製造業におけるIoTでの利用が注目されています。まず、様々なセンサーを用いて取得した製造設備からのデータを、ゲートウェイハードウェアに集約します。そこからデータをクラウド上にアップロードすることで、工場の一元管理とスマートファクトリー化を実現することが可能となります。
こうしたニーズに応えるため、この度、マクニカが扱うCassia Networks社 Bluetoothルーターを、MODEゲートウェイハードウェアのラインナップに追加いたしました。
これまで、BLE(Bluetooth Low Energy)のIoT活用には、接続台数や距離が問題となっていました。MODEセンサークラウド対応により、これらの課題を解決できると同時に、幅広いIoT接続ニーズにも応えられるようになりました。
さらに、マクニカが提供する空気質モニタリングソリューション 「AiryQonnect」の取り扱いも開始しました。「AiryQonnect」は、高精度の環境センサー(温度、湿度、TVOCガス)を搭載したセンサーです。
空気質のモニタリングに加え、10年間電池交換なしで高精度なTVOCガス検知が可能という特徴があり、今後、MODEセンサークラウドで早期での火災検知のようなユースケースにご活用いただけます。
■マクニカ取扱製品概要
① Cassia Networks社 Bluetoothルーター
【対応製品】X1000、E1000、X2000
【詳細URL】https://www.macnica.co.jp/business/semiconductor/manufacturers/cassia_networks/
【ポイント】
Cassia Networks社のBluetoothルーターは、IoT分野におけるBluetooth活用の課題であった"短い通信接続距離"、"1対1接続"、"ローカル接続"を独自技術により解決し、"長距離伝送"、"複数端末接続"、"リモート接続(エッジコンピューティング機能の拡張による)"を実現します。
MODEセンサークラウドが対応したことで、Bluetoothのセンサーのみを使用する場合には、Cassia Networks社 Bluetoothルーターをご利用いただけます。
② 空気質モニタリングソリューション 「AiryQonnect(エアリーコネクト)」
【対応製品】AQ-E2
【詳細URL】https://www.macnica.co.jp/go/airyqonnect.AQ-E2.html
【ポイント】
AiryQonnect(AQ-E2)は10年間電池交換なしで、高精度なTVOCガス検知が可能な端末で、燃焼ガス検知による早期火災検知も行えます。通信にはBluetoothを使用しているため、Cassia Networks社 Bluetoothルーターと組み合わせて使うことで、大規模な建物や多数の部屋での計測が可能となります。
■MODEセンサークラウドの概要
MODEセンサークラウドは、センサーのデータに特化したデータ収集サービスです。IoTの知識がない方でも簡単に導入でき、リアルタイムでのデータ活用を実現します。
独自技術を搭載し、すでに40種類以上のセンサーに対応しているMODEのゲートウェイソフトウェアにより、あらゆるセンサーを簡単に接続することができます。
また、直感的に利用できるWebアプリケーションや外部システムとのAPI連携などを用意し、データ活用と開発をサポートしています。
MODEでは、センサー接続のカスタマイズを承っています。IoT開発に関して、お持ちのセンサーや使いたいセンサーがありましたら、MODEにご相談ください。
MODEセンサークラウド紹介ページ:https://www.tinkermode.jp/sensor_cloud