「MODE BizStack新製品発表会」を2022年2月2日(水)に開催致しました。当日は100名を超えるお客様にご視聴いただき、MODE BizStackの発表のほか、現場DXのユースケースとして、JR東日本の実証実験のご紹介を行いました。
<ハイライト>
<登壇者一覧>
MODE BizStackは『ビジネスニーズを満たすためのプロダクト』というコンセプトに基づき開発を開始し、「ビジネス改善を実現するフル・スタック・ソリューション」からMODE BizStackと命名しました。
目指したのはビジネスの健康管理アプリです。まずはIoT技術を使い、現実世界の様々な機器やセンサーからデータを収集し、現場の仕事を把握します。これまではここで終わっていましたが、MODE BizStackでは、収集したデータからビジネス活動において意味のある数値を算出することで、状況判断を容易にし、改善アクションを起こすことができます。これによりDXを実現します。
<Entity System>
ビジネスの組織構造を階層データモデルに変換します。データベースの世界において、一般的なデータレイクは整理されていないデータを流し込むことになります。Entity Systemがあることで、入ってくるデータと全体のデータの位置関係が自動的かつ常に定義されるため、余計なデータの侵入を阻止できます。
<MODE Derived Metric System>
センサーからの時系列データを階層化し、自動的に集計・生成します。これまでも時系列データはありましたが、MODE BizStackでは計測データを元に集計し、ビジネスにおける意味ある値を算出した上で、新しい時系列データを生成します。それが階層構造的に積み上がる仕組みを実現したのがDerived Metric Systemです。
MODE BizStackのデザインは、分かりやすさを一番に考えました。
ビジネスの課題点として着目したのは、自社のビジネスがうまくいっているかいないかを見るために、確認しなければならない情報が多い点です。そこで「良いのか・悪いのか」がひと目でわかることを念頭に開発を進めました。
デモ画面は物流拠点の温度管理を想定しています。保管貨物の品質管理のため、各拠点には温度センサが複数設置され、適正温度が保たれているかモニタリングしています。
過去データから、平均温度に異常があったことが分かります。そこを掘り下げて確認することで、その原因究明を行うことが可能となります。
(デモ画面)MODE BizStack レポート
徹底したデータ中心の取り組みを通し、工事現場から「unknown」をなくしたい!という考えからMODEとの事業共創を行っています。現在、首都圏の駅改良工事で行っている実証実験(2022年1月〜3月)では、全体把握が困難な夜間工事のデジタルツイン化を目指しています。多様なデータを統合・可視化するというMODEの強みを生かし、主に以下の3つの取り組みを実施中です。
①工事関係者・軌陸車のリアルタイムでの位置情報把握
…準天頂衛星対応GPSトラッカーを使いトラッキングを実施。
②工事関係者の活動状況・バイタル相関分析
…活動量計測シューズセンサや超小型温度計測パッチを使い、バイタルデータを計測・分析。
③鉄道工事で使用する保安機器の情報把握
…鉄道の安全を守るため、保安機器の設置・撤去を超小型温度計測パッチを使って確認。
現在は現場状況データの収集を行っていますが、目指す姿としては、データを分析することによる持続的な改善の実現なので、実証実験後にはそちらに進めて行きたいと考えています。
当日YouTubeにて配信いたしましたアーカイブ動画は、以下URLからご覧いただけます。
アーカイブ動画:https://youtu.be/gGdimDVR3-k
投影資料の配布も行っておりますので、ご入用の方は以下URLよりお問い合わせください。
お問い合わせ先:https://www.tinkermode.jp/contact
MODE BizStackに関するお問い合わせは以下URLからどうぞ。
https://lp.tinkermode.jp/bizstack