ニュース|MODE(モード)現場DXを加速させるIoTソリューション

【イベントレポート】 MODE、新製品BizStackを発表。現場DXを支える、業界初のSaaS型部門横断IoTプラットフォームの提供開始

作成者: Akemi Eto|2022/2/4

「MODE BizStack新製品発表会」を2022年2月2日(水)に開催致しました。当日は100名を超えるお客様にご視聴いただき、MODE BizStackの発表のほか、現場DXのユースケースとして、JR東日本の実証実験のご紹介を行いました。


<ハイライト>

  • 業界初のSaaS型部門横断IoTプラットフォーム「MODE BizStack」を初お披露目
  • CEO上田学が登壇、「企業のDXにはビジネスの健康管理アプリが必要」と熱い思いを伝える
  • JR東日本スタートアップ様より、夜間工事のデジタルツイン化におけるMODEとの取り組みを紹介

 

■ 新製品 MODE BizStack発表

<登壇者一覧>

  • MODE BizStack発表 MODE, Inc. CEO/Co-Founder 上田学
  • デザイン説明 Ken Omae Design  大前謙 氏
  • デモンストレーション    MODE, Inc.  武田淳

 

MODE, Inc. CEO/Co-Founder 上田学

・MODE BizStack概要

MODE BizStackは『ビジネスニーズを満たすためのプロダクト』というコンセプトに基づき開発を開始し、「ビジネス改善を実現するフル・スタック・ソリューション」からMODE BizStackと命名しました。

目指したのはビジネスの健康管理アプリです。まずはIoT技術を使い、現実世界の様々な機器やセンサーからデータを収集し、現場の仕事を把握します。これまではここで終わっていましたが、MODE BizStackでは、収集したデータからビジネス活動において意味のある数値を算出することで、状況判断を容易にし、改善アクションを起こすことができます。これによりDXを実現します。

 

・独自の新技術

<Entity System>

ビジネスの組織構造を階層データモデルに変換します。データベースの世界において、一般的なデータレイクは整理されていないデータを流し込むことになります。Entity Systemがあることで、入ってくるデータと全体のデータの位置関係が自動的かつ常に定義されるため、余計なデータの侵入を阻止できます。

 

<MODE Derived Metric System>

センサーからの時系列データを階層化し、自動的に集計・生成します。これまでも時系列データはありましたが、MODE BizStackでは計測データを元に集計し、ビジネスにおける意味ある値を算出した上で、新しい時系列データを生成します。それが階層構造的に積み上がる仕組みを実現したのがDerived Metric Systemです。

 

Ken Omae Design  大前謙 氏(UIデザイン)

MODE BizStackのデザインは、分かりやすさを一番に考えました。

ビジネスの課題点として着目したのは、自社のビジネスがうまくいっているかいないかを見るために、確認しなければならない情報が多い点です。そこで「良いのか・悪いのか」がひと目でわかることを念頭に開発を進めました。

  • レイアウト:ビジネスに必要な項目をひとつの画面に配置。レポート機能などのツールも搭載。
  • カラー:OKはグリーン、NGはレッドの2色に絞ることで認識性能を向上。
  • アクセシビリティ:エリア・設備・センサーの各階層で知りたい情報に到達できる。

 

MODE, Inc.  エンジニア 武田淳

MODE BizStackは、センサデータをリアルタイムに収集・統合できるツールですが、データをそのまま見るだけでなく、CO2排出量や稼働時間といった、業務上意味のある値に変換して管理することができます。

デモ画面は物流拠点の温度管理を想定しています。保管貨物の品質管理のため、各拠点には温度センサが複数設置され、適正温度が保たれているかモニタリングしています。

過去データから、平均温度に異常があったことが分かります。そこを掘り下げて確認することで、その原因究明を行うことが可能となります。

(デモ画面)MODE BizStack ダッシュボード

(デモ画面)MODE BizStack レポート

 

■ ユーザー事例紹介

JR東日本スタートアップ株式会社  吉田知史様

徹底したデータ中心の取り組みを通し、工事現場から「unknown」をなくしたい!という考えからMODEとの事業共創を行っています。現在、首都圏の駅改良工事で行っている実証実験(2022年1月〜3月)では、全体把握が困難な夜間工事のデジタルツイン化を目指しています。多様なデータを統合・可視化するというMODEの強みを生かし、主に以下の3つの取り組みを実施中です。

①工事関係者・軌陸車のリアルタイムでの位置情報把握
…準天頂衛星対応GPSトラッカーを使いトラッキングを実施。

②工事関係者の活動状況・バイタル相関分析
…活動量計測シューズセンサや超小型温度計測パッチを使い、バイタルデータを計測・分析。

③鉄道工事で使用する保安機器の情報把握
…鉄道の安全を守るため、保安機器の設置・撤去を超小型温度計測パッチを使って確認。

現在は現場状況データの収集を行っていますが、目指す姿としては、データを分析することによる持続的な改善の実現なので、実証実験後にはそちらに進めて行きたいと考えています。

 

■ アーカイブ動画&資料

当日YouTubeにて配信いたしましたアーカイブ動画は、以下URLからご覧いただけます。

アーカイブ動画:https://youtu.be/gGdimDVR3-k

 

投影資料の配布も行っておりますので、ご入用の方は以下URLよりお問い合わせください。

お問い合わせ先:https://www.tinkermode.jp/contact

 

■ MODE BizStackに関するお問い合わせ

MODE BizStackに関するお問い合わせは以下URLからどうぞ。
https://lp.tinkermode.jp/bizstack

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